コミュニティと文明
壮大な人類史の中で捉えるコミュニティ形成の論理
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- 関連ワード
- コミュニティと文明
- タイトル
- サブタイトル
- 自発性・共同知・共同性の統合の論理
- 著者・編者・訳者
- 湯浅赳男著
- 発行年月日
- 2000年 9月 30日
- 定価
- 3,300円
- ISBN
- ISBN4-7948-0498-9
- 判型
- 四六判上製
- 頁数
- 304ページ
著者・編者・訳者紹介
著者-湯浅赳男(ゆあさ・たけお)/1930年、山口県岩国市生まれ。1953年、東京大学文学部仏文科卒業。約9年間のサラリーマン生活ののち大学院に帰り、東京大学大学院経済学研究科MC修了。新潟大学名誉教授。現在、常磐大学コミュニティ振興学部教授。比較文明史、環境経済学、経済人類学、コミュニティ論など多様な分野に関心を持ち、既成の学問領域にとらわれない創造的な研究・著述活動を行っている。著書に『文明の歴史人類学』(新評論、1985/『増補新版 世界史の想像力』新評論、1996)、『環境と文明』(新評論、1993)、『日本を開く歴史学的想像力』(新評論、1996)、『増補新版 文明の「血液」』(新評論、1988/1998)、『文明の人口史』(新評論、1999)、『日本近代史の総括』(新評論、2000)ほか多数。
内 容
本書は成熟社会が活力を取り戻す鍵は、これまで只乗りしてきた地域社会に積極的にコミュニティを形成することであるという立場から、文明史におけるコミュニティの形成を整理したものである。
中でも、従来の近代史はコミュニティ解体の過程として書かれてきたが、あえて視線を変えて、解体され、バラバラにされたコミュニティの諸契機である自発性、共同知、共同性とその後の歩みをたどってみた。それは市民社会を下支えするコミュニティに必要なものを目的意識的に考えるきっかけになると思われるからである。特に共同知の分野は今もコミュニケ−ションの進歩によって多様多彩に展開しつつある。それは個性的なライフスタイルを持つ現代人のニーズに応えるコミュニティの創造の可能性をもたらしている。
中でも、従来の近代史はコミュニティ解体の過程として書かれてきたが、あえて視線を変えて、解体され、バラバラにされたコミュニティの諸契機である自発性、共同知、共同性とその後の歩みをたどってみた。それは市民社会を下支えするコミュニティに必要なものを目的意識的に考えるきっかけになると思われるからである。特に共同知の分野は今もコミュニケ−ションの進歩によって多様多彩に展開しつつある。それは個性的なライフスタイルを持つ現代人のニーズに応えるコミュニティの創造の可能性をもたらしている。