異教的中世
多様な宗教が混在した中世を活写!
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- 関連ワード
- 異教的中世
- タイトル
- 著者・編者・訳者
- ルド?・J ・R ・ミリス著
- 武内信一訳
- 発行年月日
- 2002年 3月 15日
- 定価
- 3,850円
- ISBN
- ISBN4-7948-0550-0
- 判型
- 四六判
- 頁数
- 368ページ
著者・編者・訳者紹介
武内信一(たけうち・しんいち)
1951年、宮城県白石市生まれ。青山学院大学文学部英米文学科卒業。国際基督教大学(ICU)大学院修士課程修了。東京都立大学大学院博士課程中退。防衛大学校外国語教育室助教授を経て、現在、愛知大学文学部欧米文学科教授。専攻:中世イギリスの言語文化史。訳書として『天使のような修道士たち』(新評論、2001年)がある。
1951年、宮城県白石市生まれ。青山学院大学文学部英米文学科卒業。国際基督教大学(ICU)大学院修士課程修了。東京都立大学大学院博士課程中退。防衛大学校外国語教育室助教授を経て、現在、愛知大学文学部欧米文学科教授。専攻:中世イギリスの言語文化史。訳書として『天使のような修道士たち』(新評論、2001年)がある。
内 容
本書は、ミリス教授を含めて6人の学者がそれぞれの専門分野から「異教的側面」に焦点を当てて書き下ろしたユニークな論集である。
呪術、薬草、性の禁忌など、具体的事例をもとに多様な宗教が混在した中世を活写する。
編著者のミリス教授は、前作『天使のような修道士たち』(新評論、2001年)において、中世修道院にたいするこれまでの常識を覆すような大胆な仮説をたて、史料を緻密に再検討しながら「修道士の態度に現れた修道理念が普通の人々に特定の影響を及ぼすことはなかった」ことを見事に論証してみせた。そのミリス教授がまたまた斬新な切り口で西欧中世史に挑戦したのが本書『異教的中世』である。
本書はミリス教授を含めて6 人の学者がそれぞれの専門分野から「異教的側面」に焦点を当てて書き下ろしたユニークな論集であるが、いわゆる専門書という硬さも難解さも感じさせない。そのどれをとっても一次史料にしっかり基づいており、具体的な逸話や事例が豊富に引用されている極めて楽しい、面白い中世史の読み物となっている。
『天使のような修道士たち』の反対側から見た中世ヨーロッパの姿を眺めることができる格好の書である。
呪術、薬草、性の禁忌など、具体的事例をもとに多様な宗教が混在した中世を活写する。
編著者のミリス教授は、前作『天使のような修道士たち』(新評論、2001年)において、中世修道院にたいするこれまでの常識を覆すような大胆な仮説をたて、史料を緻密に再検討しながら「修道士の態度に現れた修道理念が普通の人々に特定の影響を及ぼすことはなかった」ことを見事に論証してみせた。そのミリス教授がまたまた斬新な切り口で西欧中世史に挑戦したのが本書『異教的中世』である。
本書はミリス教授を含めて6 人の学者がそれぞれの専門分野から「異教的側面」に焦点を当てて書き下ろしたユニークな論集であるが、いわゆる専門書という硬さも難解さも感じさせない。そのどれをとっても一次史料にしっかり基づいており、具体的な逸話や事例が豊富に引用されている極めて楽しい、面白い中世史の読み物となっている。
『天使のような修道士たち』の反対側から見た中世ヨーロッパの姿を眺めることができる格好の書である。