《アーツマネジメント》シリーズ 発刊宣言
アーツマネジメントとは、舞台芸術を創造的なものにするために必要なあらゆる実践的ツール、ノウハウを指します。本シリーズは、舞台芸術の各分野の第一線で活躍する専門家が、今、劇場・ホールで何が求められているかを自身の体験をもとに執筆します。初心者から専門家の方々まで、舞台芸術に関心を持つすべての方に生きた情報を提供することをお約束します。

品切れ未定

ネット書店で注文

関連ワード
オペラと音響デザイナー
タイトル
サブタイトル
音と響きの舞台をつくる
著者・編者・訳者
小野隆浩著
 
プロデューサー 佐藤和明
発行年月日
2002年 6月 30日
定価
2,200円
ISBN
ISBN4-7948-0567-5 
判型
四六判
頁数
234ページ

著者・編者・訳者紹介

小野隆浩(おの・たかひろ)
秋田県生まれ。電気音響と建築音響の手法を組み合わせてつくる音の空間は自然で豊かな響きを持ち、その芸術的表現力には定評がある。日本音響家協会・日本舞台音響家協会会員、第3回出光音楽賞・第2回日本音響家協会賞受賞。

内 容

《ア−ツマネジメント》シリーズ 発刊宣言
ア−ツマネジメントとは、舞台芸術を創造的なものにするために必要なあらゆる実践的ツール、ノウハウを指します。本シリーズは、舞台芸術の各分野の第一線で活躍する専門家が、今、劇場・ホールで何が求められているかを自身の体験をもとに執筆します。初心者から専門家の方々まで、舞台芸術に関心を持つすべての方に生きた情報を提供することをお約束します。

 劇場には、多くの専門分野の人々が働いている。「音響」もその中のひとつである。
 舞台で扱われる音には、様々な種類がある。アナウンスなどの拡声音、演劇のセリフの声や効果音、そして楽器によって演奏される音楽の音。それぞれに違う音なのだが、ひとつ共通点がある。それは劇場では単なる「音」ではなく、常に「音と響き」という関係があることである。
 「音」と「響き」。この両者を観客に伝えることが「音響」の仕事であり、上演作品がもつ音の全体像(イメージ)にむけ音と響きをコントロールすることを「音響デザイン」という。「音響デザイン」には、様々な手法があり、生の音で上演される「オペラ」でさえ「音」と「響き」をコントロールする「音響デザイン」がある。
 総合芸術とも言われるオペラの音響デザインをするためには、ある程度オペラの基礎知識も必要になる。
 本書では必要なオペラの基礎知識を盛り込みながら、実際にオペラ作品ができるまでを「音響デザイナー」の目を通して書いている。

好評既刊書