創造を支える劇場技術者
そのこだわりの仕事ぶりと情熱を描く
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- 関連ワード
- 創造を支える劇場技術者
- タイトル
- サブタイトル
- 舞台裏から感動を伝える
- 著者・編者・訳者
- 齋藤譲一著
- 佐藤和明プロデュース
- 発行年月日
- 2009年 6月 4日
- 定価
- 3,080円
- ISBN
- ISBN978-4-7948-0807-3
- 判型
- 四六判並製
- 頁数
- 294ページ
著者・編者・訳者紹介
著者
齋藤譲一(さいとう・じょういち)
1948年生まれ。日本大学芸術学部卒。93年から埼玉県芸術文化振興財団「彩の国さいたま芸術劇場」舞台技術課長に着任。同管理統轄室長、埼玉会館館長を経て、2009年3月同財団を退職。現在、日本劇場技術者連盟理事長。『舞台芸術専門家という仕事』(共著、ぺりかん社)など。
齋藤譲一(さいとう・じょういち)
1948年生まれ。日本大学芸術学部卒。93年から埼玉県芸術文化振興財団「彩の国さいたま芸術劇場」舞台技術課長に着任。同管理統轄室長、埼玉会館館長を経て、2009年3月同財団を退職。現在、日本劇場技術者連盟理事長。『舞台芸術専門家という仕事』(共著、ぺりかん社)など。
内 容
20世紀後半、高度経済成長とともに公共の劇場やホール、商業劇場が日本中の至る所で建設された。1990年代入ると、大型の先駆的な設備をもつ専門劇場やホールも次々とオープンし、「劇場変革時代」に突入した。数だけなら日本は世界に名だたる劇場国家になったと言えるが、劇場やホール側にとっては、箱の中身、つまりソフトや管理運営の面を充実させることが何よりも急務となった。そもそも劇場やホールの使命とは、多くの観客に足を運んでもらい、夢と感動の舞台を届けることである。こうした劇場やホールの放つ活力が観客を引きつけ、地域を活性化し、本物の劇場国家への道を歩んでいくことになるのだ。
その舞台裏を支えているのが劇場技術者なのである。劇場やホールの専門性が高まり、指定管理者制度の導入によって劇場技術のさらなる向上が求められ、芸術文化の発信基地としての役割がなお一層期待されている。そうした創造型の劇場やホールでは、何より優秀な劇場技術者の確保と育成が必須の課題となる。
劇場やホールにおいて、クリエーターたちは創造に向けて計り知れない大きな力を結集させ、作品を生み出している。本書で描かれる舞台裏の世界も同様で、作品創造には常に生みの苦しみがある。それを乗り越えて創造が結実したとき、表舞台に連鎖して観客に感動が伝わるのである。世間から見れば、これまで劇場やホールの舞台裏はヴェールに包まれた世界だったと思われる。劇場技術者は、現場でさまざまな経験を積みながら育っていく。舞台づくりの過程においても数々の興味深いドラマが生まれる。本書では、そんな舞台裏で彼らが奮闘する姿を交えながら、劇場技術者の具体的な仕事内容を紹介している。彼らの仕事への情熱などを、少しでも知ってもらえたら幸いである。と同時に、この仕事を目指す人たちが一人でも増えることを望んでいる。
(著者 齋藤譲一)
その舞台裏を支えているのが劇場技術者なのである。劇場やホールの専門性が高まり、指定管理者制度の導入によって劇場技術のさらなる向上が求められ、芸術文化の発信基地としての役割がなお一層期待されている。そうした創造型の劇場やホールでは、何より優秀な劇場技術者の確保と育成が必須の課題となる。
劇場やホールにおいて、クリエーターたちは創造に向けて計り知れない大きな力を結集させ、作品を生み出している。本書で描かれる舞台裏の世界も同様で、作品創造には常に生みの苦しみがある。それを乗り越えて創造が結実したとき、表舞台に連鎖して観客に感動が伝わるのである。世間から見れば、これまで劇場やホールの舞台裏はヴェールに包まれた世界だったと思われる。劇場技術者は、現場でさまざまな経験を積みながら育っていく。舞台づくりの過程においても数々の興味深いドラマが生まれる。本書では、そんな舞台裏で彼らが奮闘する姿を交えながら、劇場技術者の具体的な仕事内容を紹介している。彼らの仕事への情熱などを、少しでも知ってもらえたら幸いである。と同時に、この仕事を目指す人たちが一人でも増えることを望んでいる。
(著者 齋藤譲一)