学生に大人気の講義が本になった! 博学多識の社会学者がおくる、「あたりまえ」を問いかえす概念の武器としての決定版レキシコン。
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学生に大人気の講義が本になった! 博学多識の社会学者がおくる、「あたりまえ」を問いかえす概念の武器としての決定版レキシコン。
- 関連ワード
- 現代社会用語集
- タイトル
- 著者・編者・訳者
- 入江公康著
- 発行年月日
- 2018年 2月 19日
- 定価
- 1,870円
- ISBN
- ISBN978-4-7948-1070-0 C0030
- 判型
- 四六判変型並製
- 頁数
- 208ページ
著者・編者・訳者紹介
著者-入江公康(いりえ・きみやす)
1967年生まれ。現在、東洋大学、文教大学、立教大学などにて非常勤講師。専攻は社会学・社会思想史・労働運動史・労働者文化論・生命倫理など。著書に『眠られぬ労働者たち―新しきサンディカの思考』(青土社 2008年)がある。
1967年生まれ。現在、東洋大学、文教大学、立教大学などにて非常勤講師。専攻は社会学・社会思想史・労働運動史・労働者文化論・生命倫理など。著書に『眠られぬ労働者たち―新しきサンディカの思考』(青土社 2008年)がある。
内容
ありがたくも今回、複数のひとからすすめられ、現代社会にかんする用語集をつくることになった。第一の目的は、じぶんの講義や授業でテキストとして使用することである。社会や政治、経済、文学、批評、社会運動、人類学など、人文・社会科学の諸領域にまたがって、講義のなかでキーとなるような用語をえらんで、それについて縷々述べるというスタイルをとった。また概念だけじゃなく、関連する本や映画、人物なども紹介する(項目数は約一五〇)。最終的には教科書の枠をこえて、「現代社会の自明性を問いかえすための用語集」となることをめざした。ただ、まずは学生に読んでもらうのを念頭に置いているので、型どおりの書き方では学術書っぽくなって窮屈だから、文体もちょっとばかり崩したり、あえてずばり説明せずにそらして問いかけをしたり―しつつ書いた。
大学で受けもっているのは社会学や社会思想関連の講義。そのさい、できるかぎり、この社会はあたりまえじゃないし、社会にはそこにいたるまでの歴史があり、しかも外部があること、そして社会は変わるということをいつも意識してしゃべってきた。この用語集もそこをはずさないようにしたつもりだ。通して読んでみたら世界とのかかわり方が変わった、と感じてもらえたら大成功。そこまでいかなくても、この世の中についてそんな見方をしてもいいのか、と思ってもらえたらいい。そのくらいの強度をもって書いたつもりではある。
というわけで、学生時代を終えても折にふれ読みかえしたくなるような本にしたつもりではあるけれど、はたしてどこまで成功しているか、あとは読者諸氏の評価にゆだねる―といいたいところだが、なかなか面白いものに仕上がったんじゃないかと控えめに自賛してみる。学生だけじゃなく一般のひとにも読んでもらえたら、これまた望外のよろこびだ。
(いりえ・きみやす)
大学で受けもっているのは社会学や社会思想関連の講義。そのさい、できるかぎり、この社会はあたりまえじゃないし、社会にはそこにいたるまでの歴史があり、しかも外部があること、そして社会は変わるということをいつも意識してしゃべってきた。この用語集もそこをはずさないようにしたつもりだ。通して読んでみたら世界とのかかわり方が変わった、と感じてもらえたら大成功。そこまでいかなくても、この世の中についてそんな見方をしてもいいのか、と思ってもらえたらいい。そのくらいの強度をもって書いたつもりではある。
というわけで、学生時代を終えても折にふれ読みかえしたくなるような本にしたつもりではあるけれど、はたしてどこまで成功しているか、あとは読者諸氏の評価にゆだねる―といいたいところだが、なかなか面白いものに仕上がったんじゃないかと控えめに自賛してみる。学生だけじゃなく一般のひとにも読んでもらえたら、これまた望外のよろこびだ。
(いりえ・きみやす)