おやつギャグつめあわせ

著者紹介　カナイガ
クリエイター。多摩美術大学卒。
「食べ物×言葉遊び」をモチーフに作品を制作、2018年ごろからTwitter や Instagram を中心に発表。現在は会社員をしつつ、アイデアや作品を考案中。これまで５作品がカプセルトイ化されたほか、メディアへの露出も増えている。

　おもに食べ物をモチーフに、ダジャレや言葉遊びをからめて平面や立体の作品を制作、ＳＮＳで発表しつづけている気鋭のクリエイター、カナイガさん。たとえば「ひふみん」こと加藤一二三棋士が、ＳＮＳ上で「注文したいのです！」とコメントしたことでネットが騒然となった「いちごの将ショートケー棋キ」。読んで字のごとく、たわいないダジャレなのですが、カナイガさんの手にかかるとみごとに立体作品として表現されてしまいます（ＰＲ誌「新評論」No.325、１頁の写真参照）。
　ＳＮＳでバズったことで、この作品は加藤棋士のすいせん文つきでカプセルトイ化されました。ほかにも「コーン約指輪」「6麺サイコロ」「のせのせネックレス」など、カナイガさんの作品はそのつど注目をあつめ、立て続けにカプセルトイ化されています。「コーン約指輪」にいたっては、あのビッグボスこと新庄剛志さんが昨年暮れに『世界一受けたい授業』（日テレ）で紹介し、「ビッグボス=日ハムバージョン」がつくられたほど。また今年3月に公開された新作「たこ焼きの舟」には、20万もの「いいね」がつきました。
　本書にはこれら代表作（「新庄さんバージョン」は除く）のほか、本でしか見ることのできないＳＮＳ未発表の最新作を収録。さらに「商品化してほしい！」という声が殺到した「バター乗せ乗せすごろく」と「バターシールブック」を、綴じ込みふろく付きで収めました。タイトルの「おやつギャグ」は、「おやじギャグ」にかけた作者の造語で、「おやつをつまむように気軽に楽しんでもらえたら」という想いが込められています。仕事や家事に疲れた日、手のひらサイズのかわいい本書をひもといて、ダジャレのくだらなさにズッコケたり、食べ物の写真にバターを好きなだけ乗せて遊んだりして、ほっとひと息ついていただければ幸いです。ハロウィンやクリスマス、誕生日の贈り物にもぜひご活用ください。
（編集部）