教師の真似でも、丸暗記でも、板書写し→独習でもない、全く新しい授業が始まる! 世界標準になりつつあるその方法を詳説

978-4-7948-1257-5

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教師の真似でも、丸暗記でも、板書写し→独習でもない、全く新しい授業が始まる! 世界標準になりつつあるその方法を詳説

関連ワード
答えのない教室 3人で「考える」算数・数学の授業
タイトル
サブタイトル
3人で「考える」算数・数学の授業
著者・編者・訳者
梅木卓也・有澤和歌子著
発行年月日
2024年 2月 22日
定価
2,420円
ISBN
ISBN978-4-7948-1257-5 C0037
判型
四六判並製
頁数
240ページ

著者・編者・訳者紹介

著者-
梅木卓也(うめき・たくや)
兵庫県出身。2007年よりカナダで学童保育や障害児サポートに携わり、2019年よりバンクーバー市の高校数学教員。「答えのない教室」認定講師。
有澤和歌子(ありさわ・わかこ)
Denmark(株)代表。公立インターナショナルスクール設立に奔走中。

内容

 多くの子どもたちが、自然に「考える」という授業がある。教師の真似をするわけでなく、丸暗記でもなく、話し合いのなかで生まれる理解と触発。ワクワク感が止まらない授業、終わってからも問題に取り組んでいる生徒の姿を想像してほしい。本書で紹介する「答えのない教室」の仕組みを知れば、誰にでもこのような授業ができる。
 本書は、『Building Thinking Classroom in Mathematics(数学における考える教室のつくり方)』(未邦訳)を著したリリヤドール教授の20年以上にわたる研究をもとにして、明日から使える「教え方」を紹介したものである。生徒がより考えやすくなる仕組みが随所にちりばめられている。第1章では「答えのない教室」の骨格となる部分、第2章では「答えのない教室」を実現するために必要な「準備運動」、そして第3章では「答えのない教室」を普段の授業に落とし込む方法が説明されている。本書では「算数・数学の授業」を中心に紹介しているが、仕組みさえ理解すれば他教科での応用はたやすい。
 実践すれば、ただ板書を写し、それぞれが演習問題に黙々と取り組むといった典型的な授業は見違えるように変わるだろう。3人ずつのグループになった生徒が、話し合いながら学びを深めていく。そこでは、心理面における安全性も学び合いの精神も育まれていく。それでありながら、生徒は自らの意見が自由闊達に言えるようになり、主体性も育まれていく。「信じられない」と思われる方は、実践者へのインタビュー(第5章)や日本で「答えのない教室」を行ったときの様子(第6章)を読んでいただきたい。
 「答えのない教室」は、世界中で実践され、急速に広がっている。その理由は、生徒だけでなく、教師をはじめとして大人もワクワクしてしまう授業であるからだ。考えること、教えることは、こんなにも楽しいものなんだと実感してほしい。
(うめき・たくや)

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