徒歩にこだわって探求する「旅の可能性」。神話の謎を追い、地元の暮らし・風習・文化に触れながら往く胸躍る旅案内
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徒歩にこだわって探求する「旅の可能性」。神話の謎を追い、地元の暮らし・風習・文化に触れながら往く胸躍る旅案内
- 関連ワード
- 天岩戸神話を歩く 高千穂から戸隠へ
- タイトル
- サブタイトル
- 高千穂から戸隠へ
- 著者・編者・訳者
- みやのゆきこ著
- 発行年月日
- 2020年 7月 22日
- 定価
- 2,420円
- ISBN
- ISBN978-4-7948-1158-5 C0026
- 判型
- 四六判並製
- 頁数
- 240ページ
著者・編者・訳者紹介
著者 みやのゆきこ
1965年東京生まれ。スキーガイド/登山ガイド。世界の高所登山に挑戦するかたわら、日本各地をトレッキングやスキーでめぐる旅を重ねている。スキー雑誌などに紀行文やエッセイを寄稿中。
1965年東京生まれ。スキーガイド/登山ガイド。世界の高所登山に挑戦するかたわら、日本各地をトレッキングやスキーでめぐる旅を重ねている。スキー雑誌などに紀行文やエッセイを寄稿中。
内容
一生のうち、心に残る旅というのはどのくらいあるものでしょうか。新婚旅行や卒業旅行など、記念として出掛けた旅は深く心に残ることでしょう。情報があっという間に流れていく現在、心に引っかかるものを見つけ出し、それを求めて旅をするというのが難しい時代になっているようです。また、実際に現地へ行かずともSNSなどで多くの情報が手に入りますし、通販を利用すれば各地方の特産品もすぐ手元に届きます。そんな時代だからこそ、「旅」というものに含まれている可能性を見つけ出したいものです。
本書では、著者が子どものころから身近にあった神話にスポットをあてて、「神々のふるさと」と言われている宮崎県高千穂の旅を紹介していくことにしました。そのキッカケとなったのは、一九年前に聞いた母の言葉でした。「天岩戸は、その戸が開かれたときに長野県の戸隠まで飛んだのよ」その時に走った衝撃のわけを探しに、高千穂への旅がはじまりました。高千穂と戸隠というつながりの謎解き、長い年月に起こった様々な経験や出会いを肥やしにして、旅を膨らませていきました。そして、テーマとしたのが「歩く」です。交通手段が発達している現在、アクセスしやすい有名な観光地ばかりが注目され、交通機関を利用すればあっという間に旅は終わってしまいます。歩くというのは時間も手間もかかりますが、その分、その土地に住む人々との距離感がつかめますし、地域に根付く風習や文化に触れることができます。
山々に囲まれ、里山としての暮らしが営まれている高千穂は、町だけではなく山にも多くの神話や伝説が伝承されています。歩くことで、それを肌で感じ、神話の世界に入り込んだような錯覚に陥るかもしれません。今もなお生活に密着している高千穂の神話、歩く目線で存分に味わい、唯一無二の旅をつくり出しませんか。
(みやの・ゆきこ)
本書では、著者が子どものころから身近にあった神話にスポットをあてて、「神々のふるさと」と言われている宮崎県高千穂の旅を紹介していくことにしました。そのキッカケとなったのは、一九年前に聞いた母の言葉でした。「天岩戸は、その戸が開かれたときに長野県の戸隠まで飛んだのよ」その時に走った衝撃のわけを探しに、高千穂への旅がはじまりました。高千穂と戸隠というつながりの謎解き、長い年月に起こった様々な経験や出会いを肥やしにして、旅を膨らませていきました。そして、テーマとしたのが「歩く」です。交通手段が発達している現在、アクセスしやすい有名な観光地ばかりが注目され、交通機関を利用すればあっという間に旅は終わってしまいます。歩くというのは時間も手間もかかりますが、その分、その土地に住む人々との距離感がつかめますし、地域に根付く風習や文化に触れることができます。
山々に囲まれ、里山としての暮らしが営まれている高千穂は、町だけではなく山にも多くの神話や伝説が伝承されています。歩くことで、それを肌で感じ、神話の世界に入り込んだような錯覚に陥るかもしれません。今もなお生活に密着している高千穂の神話、歩く目線で存分に味わい、唯一無二の旅をつくり出しませんか。
(みやの・ゆきこ)