21世紀の経営戦略
企業遺伝子、超常的経営、経営戦略的時間論、複雑系経営など、ユニークな新概念を投入
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21世紀の経営戦略
- タイトル
- サブタイトル
- 未来企業のビジネスモデル
- 著者・編者・訳者
- 原田保・松岡輝美著
- 発行年月日
- 1999年 12月 25日
- 定価
- 4,180円
- ISBN
- ISBN4-7948-0471-7
- 判型
- A5判上製
- 頁数
- 368ページ
著者・編者・訳者紹介
著者-原田 保(はらだ・たもつ)/香川大学経済学部教授(経営戦略論)、経営戦略プロデューサー。主著『コーディネートパワー』。
著者-松岡輝美(まつおか・てるみ)/岡山商科大学商学部専任講師(オフィスオートメーション論)。主著『実践SOHO・テレワーク』。
著者-松岡輝美(まつおか・てるみ)/岡山商科大学商学部専任講師(オフィスオートメーション論)。主著『実践SOHO・テレワーク』。
内 容
昨今、ようやく暗い長い世紀末を潜り抜けることに期待がもたれるようになり、いよいよ21世紀を希望を持って迎えることが見通せるようになった。さて、この来るべき21世紀において、我が国の企業はまさにグローバルな競争力を保持するパワフルな企業として生き残っていけるのであろうか。もちろん、そのためには従来の戦略パラダイムからの根本的な脱却が強く要請されてくることは間違いはない。
このことは、すなわちサービスエコノミーへの対応やデジタルエコノミーへの対応を可能にする経営戦略のパースペクティブが確立されるべきことを意味している。そこで、このような観点に立脚して、私たちは21世紀の企業に不可欠な経営戦略モデルとして以下のような4つの挑戦的な提言を行っている。
第1の提言についてはバイオコーポレーションのイメージである。企業の寿命がきわめて短縮している現在、従来からのゴーイングコンサーンについて根本的に問い直してみることが不可欠になっている。すなわち、ここでは外側の形態論から企業を捉えるのではなく、企業遺伝子の進化による企業の発展を志向するような見解を披露している。
第2の提言については企業戦略におけるカルトの気配である。企業経営の閉塞感から脱却すべき戦略トリガーとしてカルトを捉え、経済生産性を超えた超常的経営の威力についての考察である。これは、ある意味では宗教的なパワーの企業経営への有効性を明示したものである。
第3の提言については経営戦略における時間の風景である。これは、今後の企業経営における最大の資源の一つである時間を捉えた経営戦略の展開についての提言である。具体的には、スピード経営、タイムベース競争、コンカレント・エンジニアリングなどに対する挑戦的なアプローチである。 第4の提言については複雑系経営の基本構想である。これは、ネットワーク時代の経営戦略として複雑系の適用が有効であることを明示したものである。ここでは、複雑系の経営を展開するにあたって特に収穫逓増の法則と創発効果についての考察を行っている。
このことは、すなわちサービスエコノミーへの対応やデジタルエコノミーへの対応を可能にする経営戦略のパースペクティブが確立されるべきことを意味している。そこで、このような観点に立脚して、私たちは21世紀の企業に不可欠な経営戦略モデルとして以下のような4つの挑戦的な提言を行っている。
第1の提言についてはバイオコーポレーションのイメージである。企業の寿命がきわめて短縮している現在、従来からのゴーイングコンサーンについて根本的に問い直してみることが不可欠になっている。すなわち、ここでは外側の形態論から企業を捉えるのではなく、企業遺伝子の進化による企業の発展を志向するような見解を披露している。
第2の提言については企業戦略におけるカルトの気配である。企業経営の閉塞感から脱却すべき戦略トリガーとしてカルトを捉え、経済生産性を超えた超常的経営の威力についての考察である。これは、ある意味では宗教的なパワーの企業経営への有効性を明示したものである。
第3の提言については経営戦略における時間の風景である。これは、今後の企業経営における最大の資源の一つである時間を捉えた経営戦略の展開についての提言である。具体的には、スピード経営、タイムベース競争、コンカレント・エンジニアリングなどに対する挑戦的なアプローチである。 第4の提言については複雑系経営の基本構想である。これは、ネットワーク時代の経営戦略として複雑系の適用が有効であることを明示したものである。ここでは、複雑系の経営を展開するにあたって特に収穫逓増の法則と創発効果についての考察を行っている。