移民の一万年史
世界史は人間の移動によって作られた!/壮大な移動のフロンティア
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- 関連ワード
- 移民の一万年史
- タイトル
- サブタイトル
- 人口移動・遥かなる民族の旅
- 著者・編者・訳者
- ギ・リシャール監修
- 藤野邦夫訳
- 発行年月日
- 2002年 7月 20日
- 定価
- 3,740円
- ISBN
- ISBN4-7948-0563-2
- 判型
- A5判
- 頁数
- 360ページ
著者・編者・訳者紹介
ギ・リシャール(Guy Richard)
1930年生まれ。カーン大学(ノルマンディ)名誉教授。アカデミーフランセーズ会員、文学博士。人類がくりかえしてきた殺戮、監禁の世界史を扱った『非人間的な歴史』(1992、未邦訳)などの著書がある。
1930年生まれ。カーン大学(ノルマンディ)名誉教授。アカデミーフランセーズ会員、文学博士。人類がくりかえしてきた殺戮、監禁の世界史を扱った『非人間的な歴史』(1992、未邦訳)などの著書がある。
内 容
生存をかけた全人類の壮大な「移動」のフロンティア。
新石器時代前夜の人類最初の人口爆発から七つの海を席巻した大航海時代の野望を経て有限な地球の限界点をさまよう現代に至るまで。
通説を信じるならば、700 万年前に東アフリカで発生した人類は、発生の直後から、さまざまな理由によって移動した。本書の著者たちがいうように、最古の時代から見られた移住は、地球上の人口構成にとって、もっとも大きな要素だっただけでなく、世界史の流れに巨大な影響をおよぼす要因だった。著者たちはさまざまな参考資料を駆使して、現代人の誕生以後のほぼ 1万年にわたる「移民史」を概観しようとする。本書の第一の特色は、地球規模の移民の軌跡を、総体的に把握すると同時に、個別的・具体的に理解できることにある。第二の特色としては、アジア圏が論及されていることにある。日本人の移民についても随所で触れられている。本書を一読すると、人類にとって移民がいかに抵抗しがたい大きな事件であったかがわかるし、それらが社会的・経済的・文化的に、いかに決定的な要素になったかが推測できる。
新石器時代前夜の人類最初の人口爆発から七つの海を席巻した大航海時代の野望を経て有限な地球の限界点をさまよう現代に至るまで。
通説を信じるならば、700 万年前に東アフリカで発生した人類は、発生の直後から、さまざまな理由によって移動した。本書の著者たちがいうように、最古の時代から見られた移住は、地球上の人口構成にとって、もっとも大きな要素だっただけでなく、世界史の流れに巨大な影響をおよぼす要因だった。著者たちはさまざまな参考資料を駆使して、現代人の誕生以後のほぼ 1万年にわたる「移民史」を概観しようとする。本書の第一の特色は、地球規模の移民の軌跡を、総体的に把握すると同時に、個別的・具体的に理解できることにある。第二の特色としては、アジア圏が論及されていることにある。日本人の移民についても随所で触れられている。本書を一読すると、人類にとって移民がいかに抵抗しがたい大きな事件であったかがわかるし、それらが社会的・経済的・文化的に、いかに決定的な要素になったかが推測できる。