フランク史
草創期ヨーロッパ世界を知る不可欠の歴史書、待望の新訳!
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- 関連ワード
- フランク史
- タイトル
- サブタイトル
- 一〇巻の歴史
- 著者・編者・訳者
- トゥールのグレゴリウス作
- 杉本正俊訳
- 発行年月日
- 2007年 9月 13日
- 定価
- 7,150円
- ISBN
- ISBN978-4-7948-0745-8
- 判型
- A5判上製
- 頁数
- 632ページ
著者・編者・訳者紹介
著者-Gregorius Episcopus Turonensis(トゥールのグレゴリウス、538-594)-
573年以降、終生トゥールの司教をつとめる。
作者の生きた時代を活写した本書は、各国史開始以前の西洋世界を知るための随一の書とされる。
訳者-杉本正俊(すぎもと・まさとし)-
1949年生まれ。
早稲田大学大学院でドイツ文学を学び、今日まで複数大学でドイツ語を教える。
573年以降、終生トゥールの司教をつとめる。
作者の生きた時代を活写した本書は、各国史開始以前の西洋世界を知るための随一の書とされる。
訳者-杉本正俊(すぎもと・まさとし)-
1949年生まれ。
早稲田大学大学院でドイツ文学を学び、今日まで複数大学でドイツ語を教える。
内 容
ローマ帝国滅亡以来1世紀、混沌としたガリアの地に政治的統一をもたらしつつあったのはゲルマン人の一派、フランク人であった。この治安の悪い不安定な時代、おびただしい人物を登場させてこの自分の生きた社会を活写したのは、自らトゥールの司教としてフランク諸王からも一目おかれたグレゴリウスであった。その作品は中世から『フランク史』として親しまれ、現代においては、6世紀ガリアを、従って草創期のヨーロッパを知る、不可欠の書として知られる。
ラテン語の「歴史」がまた「物語」であるように、西洋世界でも「歴史」はまず物語られるものであり、そのジャンルの読み物としても豊かな伝統を持っている。しかし日本人にとって、西洋中世は文芸の題材としてはまだ多分に未知の世界でもある。本書が、「ふつうに楽しく読める作品」として紹介されるならば、我々はいっそう良くヨーロッパを知ることになるのではないだろうか。
ラテン語の「歴史」がまた「物語」であるように、西洋世界でも「歴史」はまず物語られるものであり、そのジャンルの読み物としても豊かな伝統を持っている。しかし日本人にとって、西洋中世は文芸の題材としてはまだ多分に未知の世界でもある。本書が、「ふつうに楽しく読める作品」として紹介されるならば、我々はいっそう良くヨーロッパを知ることになるのではないだろうか。