ホールの裏側からクラッシックの音響技術を詳説する初めての入門書!
好評の旧版に加筆し、新たに刊行しました。

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改訂版 まもなく開演
タイトル
サブタイトル
コンサートホールの音響の仕事
著者・編者・訳者
三好直樹著
 
(プロデュース/佐藤和明)
発行年月日
2007年 9月 6日
定価
3,300円
ISBN
ISBN978-4-7948-0749-6 
判型
四六判並製
頁数
328ページ

著者・編者・訳者紹介

著者-三好直樹(みよし・なおき)
1948年生まれ。
早稲田大学第一文学部中退。
1972年ロック系のツアースタッフとしてプロオーディオの世界に入る。
1982年から新橋演舞場音響担当、1990年、東京芸術劇場開場に伴い 大ホール勤務の音響担当として勤務し現在に至る。
明治座舞台株式会社勤務。
日本音響家協会副会長。
舞台機構調整(音響)検定東京都検定委員。

内 容

 おりしもクラシック音楽のブームだそうである。難聴というハンディキャップを負ったピアニストの再デビューや漫画『のだめカンタービレ』『ピアノの森』の大ヒットで、コンサートホールに足を運ぶ音楽ファンが様変わりしている印象が確かにある。
 コンサート専用ホールの数は増えたが、そこで働くスタッフを専門に養成する機関はない。舞台技術者を養成する専門学校の卒業生などをそのままコンサートホールに配置しているにすぎず、圧倒的多数のスタッフはクラシック音楽に対する指向性を全く持ち合わせていない。
 本書は、全国の文化ホールの運用技術を総合的に紹介することを目的とした《シリーズ・アーツマネジメント》の一冊として2002年に上梓された。クラシック音楽に対する指向性を持ち合わせていない舞台技術者のために「クラシック音楽とはなんぞや」というごく基本的なことからはじめて、楽器の変遷、楽曲形式の解説などを経てクラシック音楽における音響技術を説いている。
 クラシック音楽のファンにとっては自明のことでも舞台技術者にとっては知らないことが多いのが残念ながら現状である。他方、クラシック音楽の音響技術に関する部分は、ホールの客席部分しか知らない一般の音楽ファンにとって、舞台裏を覗く楽しみを提供できたようだ。上梓以来一定のご支持を頂き、今回一部のデータを最新のものに改めて改訂版として再版できることとなった。望外の幸せである。今後もスタッフ養成のテキストとして、また新たな音楽ファンのために舞台裏を覗く楽しみを提供できたらと考えている。

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