地域産業の「現場」を行く 第2集 新たな価値の創造
成熟社会、高齢社会における新たな価値の創造の「現場」をリアルタイムで報告。
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- 関連ワード
- 地域産業の「現場」を行く 第2集 新たな価値の創造
- タイトル
- サブタイトル
- 誇りと希望と勇気の30話
- 著者・編者・訳者
- 関満博著
- 発行年月日
- 2009年 6月 16日
- 定価
- 2,640円
- ISBN
- ISBN978-4-7948-0806-6
- 判型
- 四六判並製
- 頁数
- 280ページ
著者・編者・訳者紹介
著者-関満博(せき・みつひろ)
1948年生まれ。
一橋大学大学院商学研究科教授(経済学博士)。
『信用金庫の地域貢献』『地域産業振興の人材育成塾』『地方圏の産業振興と中山間地域』『中山間地域の「自立」と農商工連携』『中国郷鎮企業の民営化と日本企業』(以上編著、新評論)ほか編著書多数。
1948年生まれ。
一橋大学大学院商学研究科教授(経済学博士)。
『信用金庫の地域貢献』『地域産業振興の人材育成塾』『地方圏の産業振興と中山間地域』『中山間地域の「自立」と農商工連携』『中国郷鎮企業の民営化と日本企業』(以上編著、新評論)ほか編著書多数。
内 容
2008年秋のアメリカに端を発する景気後退は、100年に一度の大きな構造転換を促しているとされている。20世紀型の工業化・経済発展のスタイルは終焉し、21世紀は新たな枠組みを模索していくことになるのであろう。
私自身、この35年ほどの間、地域産業の「現場」に身を置いてきたが、すでに1985年を過ぎる頃からは、国内で新たな「発見」をすることもあまりなかった。むしろその頃には、新たな国づくりに邁進するアジアや中国の「現場」で、新しい「発見」に感動することが少なくなかった。そして、アジアや中国の「現場」に立ち、若者たちの顔の眩しい輝きに打たれながら、日本はどうして行くのかばかりを考えていた。
ところが2000年を過ぎる頃から、国内の遅れているとされていた中山間地域において、新たなうねりが生じていることを痛感することになる。特に年配の婦人たちは、実に朗らかに新たな取り組みを重ねているのであった。日本にも「誇りと希望と勇気」を胸に、一歩踏み出している人びとのいることを知る。それは、まさに成熟社会、高齢社会における「新たな価値の創造」というべきものであろう。
「フロンティアからものごとは始まる」とされるが、いままさに歴史を作っているアジア、中国、そして日本の辺境とされる中山間地域は、大きなうねりを引き起こしているのである。このような動きに注目し、本書は、2007年中頃から08年後半までの一年半ほどの間に、地域産業の「現場」で経験した私自身の「発見」の歩みを記したものである。最後尾とされる日本の「中山間地域」や、砂漠に囲まれた中国の「辺境」の地で、近年、心躍らす「発見」に胸をときめかせている。そのような「フロンティア」では、人びとは「誇りと希望と勇気」を抱いて、輝いているのであった。(著者 関 満博)
私自身、この35年ほどの間、地域産業の「現場」に身を置いてきたが、すでに1985年を過ぎる頃からは、国内で新たな「発見」をすることもあまりなかった。むしろその頃には、新たな国づくりに邁進するアジアや中国の「現場」で、新しい「発見」に感動することが少なくなかった。そして、アジアや中国の「現場」に立ち、若者たちの顔の眩しい輝きに打たれながら、日本はどうして行くのかばかりを考えていた。
ところが2000年を過ぎる頃から、国内の遅れているとされていた中山間地域において、新たなうねりが生じていることを痛感することになる。特に年配の婦人たちは、実に朗らかに新たな取り組みを重ねているのであった。日本にも「誇りと希望と勇気」を胸に、一歩踏み出している人びとのいることを知る。それは、まさに成熟社会、高齢社会における「新たな価値の創造」というべきものであろう。
「フロンティアからものごとは始まる」とされるが、いままさに歴史を作っているアジア、中国、そして日本の辺境とされる中山間地域は、大きなうねりを引き起こしているのである。このような動きに注目し、本書は、2007年中頃から08年後半までの一年半ほどの間に、地域産業の「現場」で経験した私自身の「発見」の歩みを記したものである。最後尾とされる日本の「中山間地域」や、砂漠に囲まれた中国の「辺境」の地で、近年、心躍らす「発見」に胸をときめかせている。そのような「フロンティア」では、人びとは「誇りと希望と勇気」を抱いて、輝いているのであった。(著者 関 満博)