教科書、それは「退屈で面白くない」授業の象徴…生徒たちを「教科書疲労」から解放し、魅力的な授業をつくるヒント満載!
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教科書、それは「退屈で面白くない」授業の象徴…生徒たちを「教科書疲労」から解放し、魅力的な授業をつくるヒント満載!
- 関連ワード
- 教科書をハックする 21世紀の学びを実現する授業のつくり方
- タイトル
- サブタイトル
- 21世紀の学びを実現する授業のつくり方
- 著者・編者・訳者
- リリア・コセット・レント著/白鳥信義・吉田新一郎訳
- 発行年月日
- 2020年 3月 5日
- 定価
- 2,640円
- ISBN
- ISBN978-4-7948-1147-9 C0037
- 判型
- 四六判並製
- 頁数
- 344ページ
著者・編者・訳者紹介
著者-ReLeah Cossett LENT(リリア・コセット・レント)
中学・高校での教職経験後、セントラルフロリダ大学のリテラシー・プロジェクト創設メンバーとなる。
現在は教育コンサルタントとして、リテラシーから学校・教育委員会の実践課題まで、幅広いテーマでワークショップを行っている。
中学・高校での教職経験後、セントラルフロリダ大学のリテラシー・プロジェクト創設メンバーとなる。
現在は教育コンサルタントとして、リテラシーから学校・教育委員会の実践課題まで、幅広いテーマでワークショップを行っている。
内容
すでに学校を卒業した大人たちに、「授業」という言葉から何を連想するかと尋ねれば、おそらく真っ先に出てくる答えが「教科書」ではないでしょうか。そしてその言葉には、「退屈で面白くない」というマイナスのイメージがつきまとっていることでしょう。本書ではこれを「教科書疲労」と名づけ、そこから生徒たちを解放するための方法――教科書にのみ縛られない、ワクワクする魅力的な授業をつくりだす方法を詳しく解説したものです。
たとえば第4章「学ぶために読む」では、生徒が能動的な読み手となり、内容についての理解を深めるために、教科書以外の情報をどう活用し、問いの立て方や話し合いをどう工夫すればよいかが分かりやすく説明されています。また、第5章「学ぶために書く」で紹介される「インタラクティブなノート」も、効果的な学びを促進する有効な方法です。このノートには日々の実践内容だけでなく、話し合いのなかで出てきた意見や資料の分析、授業の振り返りなどが記録され、「主体的・対話的な学び」を継続するうえで重要なツールとなります。
日本の学習指導要領でも「主体的・対話的で深い学び」が重要なポイントとされていますが、決められた教科書をもとにそのような学びをどうすればつくりだせるのか。その具体的な方法は教師が自分で考え出さねばなりません。本書にはその数々のヒントが大変分かりやすく説明されています。たとえば教師と図書館司書が協力して、教科書とは別に学びを深めるような資料のセットを用意すれば(本書では「テキストセット」と呼ばれます)、生徒の好奇心を刺激し、主体的で対話的な学びを促進することができます。
いま教育分野では、教師が「教える」ことよりも「学ぶ」ことを優先させるべきというのが世界的な潮流となっています。本書はそれを踏まえて書かれており、授業の改善を志す先生方の力強い味方となってくれるでしょう。
(しらとり・のぶよし)
たとえば第4章「学ぶために読む」では、生徒が能動的な読み手となり、内容についての理解を深めるために、教科書以外の情報をどう活用し、問いの立て方や話し合いをどう工夫すればよいかが分かりやすく説明されています。また、第5章「学ぶために書く」で紹介される「インタラクティブなノート」も、効果的な学びを促進する有効な方法です。このノートには日々の実践内容だけでなく、話し合いのなかで出てきた意見や資料の分析、授業の振り返りなどが記録され、「主体的・対話的な学び」を継続するうえで重要なツールとなります。
日本の学習指導要領でも「主体的・対話的で深い学び」が重要なポイントとされていますが、決められた教科書をもとにそのような学びをどうすればつくりだせるのか。その具体的な方法は教師が自分で考え出さねばなりません。本書にはその数々のヒントが大変分かりやすく説明されています。たとえば教師と図書館司書が協力して、教科書とは別に学びを深めるような資料のセットを用意すれば(本書では「テキストセット」と呼ばれます)、生徒の好奇心を刺激し、主体的で対話的な学びを促進することができます。
いま教育分野では、教師が「教える」ことよりも「学ぶ」ことを優先させるべきというのが世界的な潮流となっています。本書はそれを踏まえて書かれており、授業の改善を志す先生方の力強い味方となってくれるでしょう。
(しらとり・のぶよし)