「学級経営」に悩む先生、必読! すべての生徒が安心して意見を発信し、力を発揮できる教育空間のつくりかた
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「学級経営」に悩む先生、必読! すべての生徒が安心して意見を発信し、力を発揮できる教育空間のつくりかた
- 関連ワード
- 「居場所」のある学級・学校づくり 生徒が「安心」できる教育環境
- タイトル
- サブタイトル
- 生徒が「安心」できる教育環境
- 著者・編者・訳者
- ローリー・バロン+パティー・キニー著 山﨑めぐみ・吉田新一郎訳
- 発行年月日
- 2022年 11月 10日
- 定価
- 2,970円
- ISBN
- ISBN978-4-7948-1224-7 C0037
- 判型
- 四六判並製
- 頁数
- 368ページ
著者・編者・訳者紹介
著者 Laurie BARRON(ローリー・バロン)
高校英語教師、中学校長などを経て米国モンタナ州教育長。
生徒・教師の関係性構築をテーマに執筆・講演活動を行う。
Patti KINNEY(パティー・キニー)
国際中等教育協会、オレゴン中等教育協会元会長。
中学校教育について講演・執筆・コンサルテーション活動を行う。
両名とも州や全米セカンダリー・スクール協会(NASSP)の校長賞など受賞歴多数。
高校英語教師、中学校長などを経て米国モンタナ州教育長。
生徒・教師の関係性構築をテーマに執筆・講演活動を行う。
Patti KINNEY(パティー・キニー)
国際中等教育協会、オレゴン中等教育協会元会長。
中学校教育について講演・執筆・コンサルテーション活動を行う。
両名とも州や全米セカンダリー・スクール協会(NASSP)の校長賞など受賞歴多数。
内容
多くの方はふだん、職場や活動場所で、同僚や仲間と打ち合わせをしたり、休憩時間にはたわいのないおしゃべりをしたりされていると思います。そこで、ちょっと振り返ってみてください。「私、ここにいてもいいのかな?」「ちょっと居心地が悪いな」と感じたことはありませんか? 俗に言う「場違いな感じ」「アウェイ感」というやつです。
「居場所」とは、特定のグループや環境の中で受け入れられ、認められ、自分もこの人たちの仲間だと認識したときに感じる心の状態です。「私はここにいるべきではないのかも…」という遠慮や不安を少しでも感じている状態では、自分の考えや意見を率直に伝え、持てる力を発揮することはできません。幸福感や自尊心、精神の健康を保つためにも「居場所」は不可欠なのです。
実際のところ、すべての人が、こうした「安心して自分を表現できる居場所」を持っているでしょうか? たとえば学校は、すべての生徒に「居場所」を提供できているでしょうか。残念ながら、現在の状況からしてとてもそうは思えません。「環境に関係なく力を発揮できる人だっている」という意見もあるでしょう。しかし、そういう人も実は単に「居場所」に恵まれていただけかもしれません。特に子ども時代に「居場所」を得ることは、その後の人生に大きく影響してくることは想像に難くありません。
本書では、すべての学校や教室が生徒にとって「安心できる居場所」となって、それぞれが自分の力を存分に発揮できるようにするための50の方法を紹介しています。しかも日常の授業の中でそれを実現するための具体的な方法がたくさん挙げられているので、うまく活用すれば先生方がいま以上に忙しくなることもありません。本書を手がかりに、生徒と教師、生徒同士、そして教師同士が思いやりをもって信頼関係を構築し、すべての生徒が安心できる教育空間をつくっていきませんか。
(やまさき・めぐみ 創価大学教職大学院教員)
「居場所」とは、特定のグループや環境の中で受け入れられ、認められ、自分もこの人たちの仲間だと認識したときに感じる心の状態です。「私はここにいるべきではないのかも…」という遠慮や不安を少しでも感じている状態では、自分の考えや意見を率直に伝え、持てる力を発揮することはできません。幸福感や自尊心、精神の健康を保つためにも「居場所」は不可欠なのです。
実際のところ、すべての人が、こうした「安心して自分を表現できる居場所」を持っているでしょうか? たとえば学校は、すべての生徒に「居場所」を提供できているでしょうか。残念ながら、現在の状況からしてとてもそうは思えません。「環境に関係なく力を発揮できる人だっている」という意見もあるでしょう。しかし、そういう人も実は単に「居場所」に恵まれていただけかもしれません。特に子ども時代に「居場所」を得ることは、その後の人生に大きく影響してくることは想像に難くありません。
本書では、すべての学校や教室が生徒にとって「安心できる居場所」となって、それぞれが自分の力を存分に発揮できるようにするための50の方法を紹介しています。しかも日常の授業の中でそれを実現するための具体的な方法がたくさん挙げられているので、うまく活用すれば先生方がいま以上に忙しくなることもありません。本書を手がかりに、生徒と教師、生徒同士、そして教師同士が思いやりをもって信頼関係を構築し、すべての生徒が安心できる教育空間をつくっていきませんか。
(やまさき・めぐみ 創価大学教職大学院教員)