元祖サステイナビリティ企業に焦点を当てた新シリーズ始動! 京の老舗に学生たちが果敢に斬り込むフィールドワークの記録
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元祖サステイナビリティ企業に焦点を当てた新シリーズ始動! 京の老舗に学生たちが果敢に斬り込むフィールドワークの記録
- 関連ワード
- ツカキグループ 「三宝よし」の近江商人
- タイトル
- サブタイトル
- あなたの知らない京の老舗シリーズ
- 著者・編者・訳者
- 龍谷大学経済学部編
- 発行年月日
- 2024年 5月 24日
- 定価
- 2,750円
- ISBN
- ISBN978-4-7948-1264-3 C0060
- 判型
- 四六判並製
- 頁数
- 280ページ
著者・編者・訳者紹介
編者 龍谷大学経済学部
1961年の開設以来「論理的分析、地域的多様性の理解、課題の発見と解決」を理念として実践的な学びを提供。
多様化する世界経済・社会課題を見据え、学生が主体的に選択できる多彩なプログラムを用意し、理論・分析・フィールドワーク各面の指導を行っている。
1961年の開設以来「論理的分析、地域的多様性の理解、課題の発見と解決」を理念として実践的な学びを提供。
多様化する世界経済・社会課題を見据え、学生が主体的に選択できる多彩なプログラムを用意し、理論・分析・フィールドワーク各面の指導を行っている。
内容
100年、200年と続く老舗の敷居を「高い」と感じる方は少なくないだろう。とくに「一見さんお断り」の慣行が残る京都には、入るのがためらわれるほど厳かな門構えの老舗が数多くある。本書は、そんな由緒ある暖簾を龍谷大学の学生が果敢にくぐり、その実像に迫った報告集である。
日本は世界に誇る「老舗大国」であり、なかでも京都府は老舗出現率(全企業に占める割合)が最も高い。老舗への行政支援も手厚く、1968年に始まった府の「京の老舗」制度で顕彰された企業(創業100年以上)の数はすでに2000を超えた。2012年には、サステイナビリティ(持続性)に価値を置くモデルの創出に向けて、顕彰企業をメンバーとする「京都老舗の会」も発足した。
1639年、西本願寺に設けられた「学寮」に発する龍谷大学も、400年近い歴史を京の地で紡いできた。本書はその経済学部が、「京都老舗の会」および京都府の協力を得て立ち上げたプロジェクト型授業がベースになっている。2012〜22年度までの11年間にご協力いただいた老舗は58に達する。
このたび、学生の主体的な学びを重視するプロジェクト型授業を通じて、老舗が世代を超えて繋いできた「知」を多くの人々と共有するために、その成果を書籍にまとめることにした。加えて、寺社仏閣に代表される観光地をめぐる従来の旅に飽き足らない読者を意識した、新しいガイドブックとしての役割も目指している。
なお本書は、オンリーワンの老舗にフォーカスした「あなたの知らない京の老舗シリーズ」の第一弾である。本書ではまず、1867年の創業以来、「三方よし」(本書では「三宝よし」と称する)の精神で歴史を重ねるファッション商社「ツカキグループ」にご登場いただく。このシリーズが、学生とともに老舗についてより深く知り、京都の歴史や文化、産業などに関する知識を得て、新しい京都に出会う契機となれば幸いである。
(辻田素子)
日本は世界に誇る「老舗大国」であり、なかでも京都府は老舗出現率(全企業に占める割合)が最も高い。老舗への行政支援も手厚く、1968年に始まった府の「京の老舗」制度で顕彰された企業(創業100年以上)の数はすでに2000を超えた。2012年には、サステイナビリティ(持続性)に価値を置くモデルの創出に向けて、顕彰企業をメンバーとする「京都老舗の会」も発足した。
1639年、西本願寺に設けられた「学寮」に発する龍谷大学も、400年近い歴史を京の地で紡いできた。本書はその経済学部が、「京都老舗の会」および京都府の協力を得て立ち上げたプロジェクト型授業がベースになっている。2012〜22年度までの11年間にご協力いただいた老舗は58に達する。
このたび、学生の主体的な学びを重視するプロジェクト型授業を通じて、老舗が世代を超えて繋いできた「知」を多くの人々と共有するために、その成果を書籍にまとめることにした。加えて、寺社仏閣に代表される観光地をめぐる従来の旅に飽き足らない読者を意識した、新しいガイドブックとしての役割も目指している。
なお本書は、オンリーワンの老舗にフォーカスした「あなたの知らない京の老舗シリーズ」の第一弾である。本書ではまず、1867年の創業以来、「三方よし」(本書では「三宝よし」と称する)の精神で歴史を重ねるファッション商社「ツカキグループ」にご登場いただく。このシリーズが、学生とともに老舗についてより深く知り、京都の歴史や文化、産業などに関する知識を得て、新しい京都に出会う契機となれば幸いである。
(辻田素子)