話すのって、なぜこんなに難しいの? …教師が身につけるべき社会性とは何かを整理・確認し、「ベターな話し方」を提示する

978-4-7948-1274-2

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話すのって、なぜこんなに難しいの? …教師が身につけるべき社会性とは何かを整理・確認し、「ベターな話し方」を提示する

関連ワード
教師の社会性 「世間知らず」と言われないために
タイトル
サブタイトル
「世間知らず」と言われないために
著者・編者・訳者
池畠彰之著
発行年月日
2024年 10月 10日
定価
2,200円
ISBN
ISBN978-4-7948-1274-2 C0037
判型
四六判並製
頁数
176ページ

著者・編者・訳者紹介

著者-池畠彰之(いけはた・あきゆき)
1981年、川崎市生まれ。高校生のときに映画『学校』(山田洋次監督)を観て、教師を志す。
2004年より、川崎市で小学校教師となる。数々の失敗を繰り返し、担任を外されたりして教職が嫌になったこともあるが、現在赴任4校目。著書『教師の皿洗い』(新評論)。

内容

 教師のみなさん。話せていますか? 同僚、保護者、児童・生徒、校長、はたまた地域の方々などなど、生活環境もバックグラウンドも異なる様々な人たちと。
 コロナ禍を機にリモートの仕事も増えてきました。それでも、私たちの仕事は「話す」ことで成り立っていて、学校から対話や会話が無くなることは決してないでしょう。
 筆者はそんな学校という職場で、約20年間、話し続けてきました。この「話す」という行為がなかなか曲者で、人間関係を良好にすることもあれば、たった一言で信頼を失ってしまうこともある「諸刃の剣」です。昨今では「話し方」が分からないために、教職を志す若者が減っているとも聞きます。
 教職20年と言うと、何ともご大層に聞こえますが、私の場合は失敗の連続の20年でした。話すのが本当に下手なのです。初任の頃など、個人面談の最中に言葉に詰まったり、職員室では無駄話ばかりに花が咲き、全く仕事が進まないなんてこともありました。自分に子どもが生まれたら、時間に追われ、打って変わって「話そうとしない教師」と呼ばれてしまいました。たくさんの人から、時には叱られ、笑われ、諭されてきて今があります。「話す」ということの難しさを痛感し続けた20年間といっても過言ではありません。いまだに「話し上手な人」が羨ましくてしかたないし、「話すこと」の厄介さと日々向きあっています。
 本書は、「話すこと」にフォーカスし、「話を磨く術」、「教師にとって必要な社会性」とは何かを考えていくための本です。世に「話し方」のハウツー本は溢れていますが、実はマニュアルが設定しづらく、どんな職場、どんな環境にも通用する「ベストの話し方」を提示するのは至難の業です。だから読者のみなさんと一緒に、「ベターな話し方」を構築していければと思います。現役教員の方だけでなく、教職を目指したいけれど迷っている方にもぜひ手に取っていただきたいです。
(いけはた・あきゆき)

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